文学・評論 外国の著者12 の検索結果をランキング形式で紹介


文学・評論 外国の著者12
18bookshop.bestbook-shop.com
文学・評論 外国の著者12
商品リスト

文学・評論 外国の著者12
イアン・マキューアンの本
エド・マクベインの本
サマセット・モームの本
トニ・モリスンの本
トーマス・マンの本
フランソワ・モーリアックの本
ヘンリー・ミラーの本
マーガレット・ミッチェルの本
メルヴィルの本
モーリス・メーテルリンクの本
おすすめカテゴリー
文学・評論 外国の著者13
文学・評論外国の著者14
文学賞受賞作家
文学賞受賞作家作品
人文・思想
人文・思想日本人
人文・思想 日本人2
哲学中国・インド
西洋思想・インド
現代思想・思想一般
倫理学・道徳・心理学
文化人類学・民俗学
言語学
言語学 全般 その他
女性学 その他
書誌・雑誌・叢書
書誌・雑誌・叢書・カタログ等
目録・カタログ・インデックス
思想誌・辞典
社会誌・政治雑誌

雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)


サマセット・モーム 中野好夫 WilliamSomersetMaugham
¥ 380 通常3〜5週間以内に発送
★★★★★

雨・赤毛 (新潮文庫―モー...
モームの作品は「人間の絆」に続いて2作目です。 読めば読むほどモームという作家に興味が沸いてきます。 読了後3編とも、短編なのに物足りなさが全然なかったです。 物足りないどころかページ数以上に感じるもの があるというのが文豪モームの文章なのでしょうか。 特に「赤毛」は30ページ位しかないのに、「愛」という 不可解な感情をすべて理解してしまったような感覚さえ覚えました。 歴史上の傑作の一つに数えられる短編「雨」を収録したモームの短編集です。という評価を確認せずに読んだわけですが、そのシニカルさ、巧妙さ、描写の見事さににやりとさせられました。読んだ後も降り続く雨の音が耳から離れない、そんな感覚におちいりました。まさしく、こんなことになったのはこの雨のせいだ、と言いたくなるような行き場のなさには参ってしまいました。面白い。他二作についても雨のあとの濡れた熱情とそれをひっくり返す結末に魅了されました。月と六ペンスもお薦めですが、モームの小説をこれから読まれる方にはこちらをお薦めします。 モームの作品の世界は、南国の風を感じ、スコールに頭から濡れ、現地人たちとのポーカーに暮れ・・ と、いつ...

赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン)


L.M.モンゴメリー
¥ 820 通常24時間以内に発送
★★★★★

赤毛のアン (講談社文庫―...
はじめて読んだ赤毛のアンが、この完訳シリーズのものでした。 そして数年後に本が欲しくなり、訳者さんが分からずに、別の方のを買いました。それは、かなりエピソードが省かれていて、がっかりしてしまい… 2冊目で、この本が買えました。 やっぱり、完訳だからこそ、深くアンを知ることができると思います。 大人になった今でも、一番好きな本です。 掛川氏の訳は特に会話の訳し方が生き生きとしていて素晴らしい。ただ瑕疵といえる物が少しある。まず、いわゆる日本語の誤用である。この本自体にはなかったが、氏が訳した続編では、雨模様という言葉が雨が降っている状態を形容するのに使われているが、この言葉は雨のふりそうな様子を形容する物である。また、デイビーが鬨の声を上げて入ってきたという表現があったが、鬨の声とは大勢の人間が一度に上げる声のことである。次にファッション用語とキルティング関連のカタカナ用語の多用である。これらの言葉は国語辞典にはほとんど載っておらず、調べるには、インターネットを使うか、ファッション事典、キルティングの本を用意するしかない。特に、キルティングは他の訳者が日本語で解るように訳しているのに、...

炉辺荘(イングルサイド)のアン (新潮文庫―赤毛のアン・シリーズ (モ-4-47))


モンゴメリ 村岡花子
¥ 780 通常24時間以内に発送

炉辺荘(イングルサイド)の...
・・・

月と六ペンス (光文社古典新訳文庫 Aモ 1-1)


モーム
¥ 800 通常24時間以内に発送
★★★★★

月と六ペンス (光文社古典...
訳語調ではなく自然で読みやすい。そして解説が出色の出来。日本では『月と六ペンス』の研究成果は芳しいものではないが、この解説は『月と六ペンス』における様々な要素を研究の初歩レベルで紹介してくれている。 ロンドン、パリ、タヒチのほかに、なぜマルセイユが舞台として登場するのかや、当時の南太平洋をめぐるグローバル化の波など、素朴に読んでいると見逃してしまう点を解説してくれている。参考文献(英語文献)も紹介されているので、卒論で取り上げようと思っている学生にもぜひ薦められる。 モームの「月と六ペンス」が土屋政雄氏により翻訳されるということで、すごく楽しみにしていたが、訳文は期待どうり極めてreadabilityが高く、かつ自然で、日本語でそのまま書かれた作品であるかのように感じられ、十分に楽しむことができた。 作品は、40才まで平凡な株式仲買人をしていたストリックランドが、ある日、突然すべてをすてて、画家の生活に入り、病魔に冒されながらも最後まで絵筆を握り、その死後天才画家としてその作品が知られるようになる。彼と面識があった作家の”私”が、その画家の足跡と謎を探りながら、彼の人生と、作...

アンの娘リラ (新潮文庫―赤毛のアン・シリーズ (モ-4-50))


モンゴメリ 村岡花子
¥ 780 通常24時間以内に発送

アンの娘リラ (新潮文庫―...
・・・

赤毛のアン (集英社文庫)


ルーシー・モードモンゴメリ
¥ 840 通常24時間以内に発送
★★★★★

赤毛のアン (集英社文庫)
いろいろな人の翻訳があるほうが選択できていいので、それだけで評価します。誤訳とは言い切れないが、「もたつき訳」が、多く見られます。一例をあげれば原文 Tommy Sloane let his team of crikets escape him altogether while he started open-mouthed as tableau. を松本さんは、こう訳しています。 「そして、トミー・スローンはこの大活劇にあんぐりと口をあけたままぽかんとしてしまい、コウロギ隊の一同がちりぢりに逃げた。」 これは、コウロギと訳すより、コウロギが跳ねて飛び散るように逃げたのですから、 「悪ガキの仲間は、一目散に逃げ出した。」とでも訳すべきところです。 本書は、受験参考書のように原文を読むための参照訳にすぎない。 残念ながら、日本語として読むと摩訶不思議な表現が多く見られます。この版の最大の特徴は「訳者によるノート−−『赤毛のアン』の秘密−−」と題する、詳しい注釈が巻末に付いていることである。これは引用句の出典などを解説したたいへん素晴しい注である。 ただし、初めて『赤毛のアン』を読む人...

アンの愛情 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン)


L.M.モンゴメリー
¥ 800 通常24時間以内に発送

アンの愛情 (講談社文庫―...
・・・

赤毛のアン (完訳クラシック赤毛のアン)


L.M.モンゴメリー LucyMaudMontgomery 掛川恭子 ルーシー・モード・モンゴメリ
¥ 1,680 通常24時間以内に発送
★★★★★

赤毛のアン (完訳クラシッ...
孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長するどたばた喜劇。 カナダの自然の風景、個性ある登場人物、心温まる物語。 少女が、自立心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。 あしながおじさん、少女バレアナ(ポリアンナ)、小公女などとともに、少女文学の最高傑作だと思われます。 その中で、子供の成長に伴って、親も成長していくことが分かるお話です。 ps. 原文はWEBにあがっています。ダウンロードして英語で読むことができます。 翻訳の善し悪しは、読み比べたことがないのでわかりません。 文化の変換は、時代によって違う可能性があるので、ある期間が過ぎたら翻訳し直すことも意味があると思われます。 アンは私の人生に大きな影響を与えてくれました。 本当にすばらしい小説です。 本の中にちりばめられた美しい言葉は色あせることがありません。 ストーリーもさることながら、素敵なフレーズもたくさん出てきます。 小説の舞台となったプリンスエドワード島は実在の島で、小説に出てくる アヴォンリーという名前の村はないものの、アヴォンリーのモデルになった村は実在します。 写真がたくさん載っ...

青い鳥 (新潮文庫 (メ-3-1))


メーテルリンク 堀口大学 MauriceMaeterlinck
¥ 420 通常24時間以内に発送
★★★★★

青い鳥 (新潮文庫 (メ-...
クリスマス・イヴの晩のこと、老婆に乞われたチルチルとミチルの兄妹がまばゆく輝く 青い鳥を求めて、ダイヤモンドを携えて、遍歴の旅へと向かう。 恐ろしい本だ。 この話の教訓、旅路の果てにたどり着いた我が家、飼っていた鳥かごの中のキジバトが 求めていた鳥だったとは、それが転じて幸せは近いところに転がっている、などというのは 典型的な解釈にして、典型的なミスリーディング。 物語の結末、旅を終えて、目を覚ました兄妹は両親に向かって、ひたすらに旅の興奮を、 光の魅惑を語りかける。しかし、彼らには一切通じない。隣の老婆にベリリウンヌの影を 見る。しかし、それも通じない。一度喜悦の光を見出したものにとって、両親たちの表現する 平凡な世界はもはや生きるに値せず、平凡な世界にとって兄妹の語る光はあまりに苦しい。 そんな光なき日常の何が幸福だというのか? 馬鹿の戯言。 光を知る者、知らぬ者、通わぬこと、通い得ぬこと、それこそが『い鳥』の魅力にして、 残酷な教え。 こうしたモチーフを刻んだ記念碑的小説としては、セルバンテス『ドン・キホーテ』を やはり一番に挙げぬわけにはいかない。 私は歓...

アムステルダム (新潮文庫)


イアン・マキューアン 小山太一
¥ 500 通常24時間以内に発送
★★★★

アムステルダム (新潮文庫)
欧州の人の心情をよく表しているということで読み始めた本。 イギリス人の話。 面白かったです。恋人をめぐる2人親友の人生の乱高下が心理描写とともに描かれている。他の2人の人生の高下も描かれている。 小説は小説として、市井の人との乖離はどの程度なのだろう。日本の小説の記述と日本の市井の人々との距離感から類推すると、ダイブ違うのだろうなとわかる。ただ、どこが突飛な部分として小説に記されているのかは、まだ理解できていない。 しかし、人はそんなに浮気せんだろ、と思うのだけど。まぁ、小説だからね。 文庫200ページの短編ながら、登場人物はざっと数えて25名以上。もちろん主要な登場人物は数名ですが、意外と飛ばして読むと、「え?これはどういう人だったかな」とページを戻して、探さなくてはなりません。ややじっくりと読んだ方がいいのかもしれません。「アムステルダム」の題名に引かれて購入しましたが、登場人物やストリーもそんなに真新しく感じませんでした。「アムステルダム」という題名にするほど何か関係があるのかと感じますが、最後でその意味は判明します。ミステリー的な結末です。通勤時に読むのにはちょうどいい読...

お菓子と麦酒


サマセット・モーム
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★★

お菓子と麦酒
内容を詳しくは書きませんが 既に他の訳で読んだ事のある方も もう一度読んでみて欲しいですね。

愛の続き (新潮文庫)


イアンマキューアン
¥ 700 通常24時間以内に発送
★★★★

愛の続き (新潮文庫)
ある事件を元に描かれる、様々な愛を書いた秀作。なにかと今注目の作家、マキューアンだけど私は初読。読みにくそうなイメージがあったので構えて読んでみたら、意外に読みやすい。精巧で緻密な文体、難のあるテーマを軽々と読ませてしまう筆力はさすがだなぁと思った。ストーリーだけを追うとありがちなストーカー物になってしまうところだけど、そうならない。狂気の男パリーの出現によって、次第に崩れていく主人公ジョー。理解を示してくれない恋人クラリッサへの苛立ち、落ちこぼれの科学者である彼ゆえの落ち方というか、精神の乱れ方の過程を巧く書いている。周辺の登場人物の描写も丁寧に書かれてる。変質的な男の一方的な愛の話であり、些細な事から崩れだすカップルの愛の話であり、夫が死んだ事で妄想に駆られる妻の話でもあり、多層的な読み方ができる。なんだか読み終えた後、凄く切なくなった。本書は実際の病(?)を扱っており、巻き込まれる者たちの姿も実例を基にし半分実話のようである。小説的な派手さや爽快さには乏しく無機的な客観が貫き、著者は我々に如何なる救いも慰めも与えようとはしない。現実を曇らせる安易な‘要約化’を徹底的に嫌う。 ...

白鯨 (上) (新潮文庫 (メ-2-1))


ハーマンメルヴィル 田中西二郎 HermanMelville
¥ 780 通常24時間以内に発送
★★★★

白鯨 (上) (新潮文庫 ...
冒険譚として名高い作品だが、鯨の学術的(?)説明に多くのページを費やしている。 その点で衒学的であり、アメリカ文学の中でもかなりの奇書だろう。 それでも多くの人に読まれ、古典となっている点では比肩なく名作だ。 この本の価値は,この本を読もうと考えている人が,この本に何を求めているかによるだろう.少なくとも私のように先入観を持たずに鯨と人間達の戦い,そう,ヘミングウェイの「老人と海」のようなタイプの小説だと思って読むとひどい目に遭う. 物語として読むには説明的な箇所があまりに多かったために,話の流れに乗りにくかった.そういう箇所を省いたら分量は半分以下になるのでけれど・・・ 論文を読んでいるような錯覚に陥る小説だった.この本を何らかの翻案ですでに読んでいて、「エイハブ船長と鯨の戦いの物語」と思ってしまっていると戸惑うかもしれない。第1に、鯨に関する記述が多い。何せ、鯨の語源から始まる。鯨に関しては、現在ではもっと多くのことがもっと正確に分かっているはずであるが、この本で述べられる鯨と捕鯨の知識量は半端でない。また、翻訳(本書の本邦初完訳とのこと)に19世紀的雰囲気がただよっている、...

北回帰線 (新潮文庫)


ヘンリーミラー
¥ 780 通常24時間以内に発送
★★★★

北回帰線 (新潮文庫)
それくらい分厚く、興味を惹かれない作品である。 しかし、(似たようなサブカル作家で)ロートレアモンやバタイユやバロウズ、ランボオに傾倒する読者よりも 僕はまだヘンリー・ミラーの愛読者のほうが信用度は上に感じる。 というのも、意味の汲み取れない抽象的で断片的なひとりよがりな雑文からでも その卓越した文章力、博識さに注目させられたからだ。 僕はこの書物で最も重要な、ヘンリー・ミラーの才能が一等星の如く光り輝いたページをずばり指摘できる。 それはP416である。他の生き方はできないのだろうか?一方で喜びや歓喜を生み出す生が、仕事という側面においては、利潤の追求を余儀なくされる。これは恐ろしい競争の世界であり、弱肉強食の、人食いの世界である。ミラーのように〈岸の小枝が音もなく川に落ちるように〉この世界からこぼれ落ちて、すきっ腹をかかえながら、喜びや歓喜を生み出す生に専心する放浪生活がなんと輝いて見えることだろう。彼の書いた時と、時代状況は驚くほど似てきたと感じられる。ミラーの切り開いた道はほとんど不滅のものだが、安易に模倣を許すような道ではない筈だ。それよりも、序にアナイス・ニンが的確に記し...

アンの青春 (集英社文庫)


ルーシー・モードモンゴメリ
¥ 800 通常24時間以内に発送
★★★★★

アンの青春 (集英社文庫)
松本訳『赤毛のアン』が良かったので、読んでみました。 アンがアヴォンリーで先生として働いて暮らす2年間。 『アンの青春』って、こんなにいい小説だったのか・・・と 新鮮で、幸福で、深い余韻が残りました。 訳者によって、小説のイメージがこんなに違うことに驚き。 訳者が、小説家だからかもしれませんが プリンスエドワードアイランドの風景の美しさ アンやミス・ラヴェンダー、マリラのこまやかな感情が 心にしみました。 続編にも、イギリス文学や聖書から 引用がたくさんあったことも、驚きでした。 その意味を、注で読むのと、読まないのとでは 面白さが、全然違いました。 本当の『アンの青春』は 大人が、日々を生きていく心の糧となる名作だと、わかります。

サミング・アップ (岩波文庫 赤 254-10)


モーム
¥ 903 通常24時間以内に発送
★★★★★

サミング・アップ (岩波文...
劇作家、小説家として功成り名遂げたサマセット・モームが64歳のときに、自分の人生の締めくくりとして書き綴った回想的エッセイ集。 人間、人生、文学、哲学、宗教論などモーム一流の率直な語りは、じつに感動的であり、時代を超えて深く心に訴えるものがあります。 「大抵の人はものを考えることをしない。この世における自分の存在を当然と受け入れる。頑張って生きるのだと自分に言い聞かせ、生来の衝動を満たすために、あちこち引きずり回され、年を取り力がなくなればロウソクの火のように消えていく。彼らの生き方はまったく本能的だ。もしかすると、そのほうが賢い生き方なのかもしれない。だが、自分の意識が発達したため、常にいくつかの質問に追いかけられ、従来の解答では満足できない場合は、一体どうしたらいいのだろう?」(p.321) Most people think little. They accept their presence in the world; blind slaves of the striving which is their mainspring, they are driven th...

白鯨 下  新潮文庫 メ 2-2


ハーマンメルヴィル 田中西二郎 HermanMelville
¥ 740 通常24時間以内に発送
★★★★★

白鯨 下  新潮文庫 ...
上下巻あわせて1000ページ超なうえに、注釈を確認しながら読んだのでものすごく時間がかかりました。特に聖書からの引用が多かったので、聖書を読んでからのほうが楽しめたのになーと思いました。 世界三大悲劇に数えられる作品ですが、語り部イシュメールの(時には可笑しな)哲学あり、小説の7割近くを占め多岐にわたる鯨学あり、戯曲のような凝りに凝った台詞あり、航海士や銛打ちたちの俗だが小気味の良い掛け声あり。そしてなにより世界のすべてを占めているようにも感じられる壮大な鯨と海の描写、そこから浮き彫りされてくる船長エイハブの狂気、空転、ちっぽけさ。ラストシーンは壮大な神話の終わりを想起させられます。 個人的な解釈になりますが、本来、黒色である抹香鯨を白―日本では白い動物は神の使いとされ、海外でもおそらくそれに近い意味を持っている色―として、人間対鯨としている点も、運命的な結末を意図したもののように思えます。 1851年の発表。この時代、筋書きがドラマティックでぐいぐい引っ張ってゆく作品が続出する。読者にとってこの本も、筋書きだけの知識あるいは子ども向けの翻案物からの知識が先行していると思わ...

月と六ペンス (岩波文庫)


モーム 行方昭夫
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

月と六ペンス (岩波文庫)
『月と六ペンス』の刊行に魁けること6年、モームは38歳にして『人間の絆』の執筆に取り掛かっている。3年後の41歳の時分、後者が前者に先立って世に出ている事実は、結果論からすると、人生の妙とはまさにこのことであろう。なぜならば“モームの最高傑作”とされる『人間の絆』の出版当時の評価は決して高くはなく、モーム44歳、『月と六ペンス』の刊行後に、初めて彼は作家としての名声を不動にしたからである。モームは『人間の絆』出版の翌年(42歳)、『月と六ペンス』の執筆の為に早速タヒチ島に赴いている。これは後世に永遠の名著となった『人間の絆』の延長線上に、本著『月と六ペンス』があった事実を如実に物語っている。“人生には意味はない。故に「人生」という名の異なる意匠のペルシャ絨毯を、個々人が各々に作り上げていけばよいのだ”という『人間の絆』の強いメッセージが、『月と六ペンス』ではゴーギャンをモデルに、彼自身が独特に練り上げたストリックランドという人物の生き様を通して改めて主張されている。かつての私小説的な精神的吐露が、より親しみやすい“文学”としてここに結晶化したのである。普通のサラリーマンであった“はず...

アンの幸福 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン)


L.M.モンゴメリー
¥ 830 通常24時間以内に発送

アンの幸福 (講談社文庫―...
・・・

魔の山 (上巻) (新潮文庫)


トーマス・マン 高橋義孝
¥ 860 通常24時間以内に発送
★★★★

魔の山 (上巻) (新潮文...
色んな小説の中でここまで文学、心理学、精神世界を表現したものは稀であると思う。長い話ということもあるが、トーマスマンは天才ということもあり、中盤のまったりした感じも計算のうちではないだろうかと思う。前半は現実世界感があり、後半になると主人公自体も現実の中にいるのか精神世界の中にいるのかわからないような感じが妙に美しく感じます。三島由紀夫が最も好きな小説家といっているのも納得です。特にこの小説はどこか詩的な感じをすごく受けます。はまって読んでいるとある世界観にはいれます。が、考えてみると帰れないような場所という所もないだろうがそういう設定をすることで、精神世界間を上手く表現しているのだなぁと関心しました。確かに文学最高峰です。 やっと上下巻を読み終えた…。上巻700ページ、下巻800ページととにかく長かった。それを最後まで読み通したのだから、つまらない作品ではない。しかし、私にとって面白くなったのは下巻からで、この上巻は退屈だった。長文を読むのが好きな人以外には薦められない。「二十世紀を代表する名作」という評価を見ても、単純に信じない方がいいだろう。小生の無人島の一冊であります。とりあ...