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<description> （24時間おきに更新中）</description>
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<title>アンのゆりかご 村岡花子の生涯</title>
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<description>『赤毛のアン』を翻訳した村岡花子氏の生涯を、孫娘がていねいに追いかけた評伝です。

 村岡花子は、1893年(明治26年)、山梨県生まれ。７歳で大病したときに辞世の句を詠むほど利発な花子でしたが、一...</description>
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『赤毛のアン』を翻訳した村岡花子氏の生涯を、孫娘がていねいに追いかけた評伝です。

 村岡花子は、1893年(明治26年)、山梨県生まれ。７歳で大病したときに辞世の句を詠むほど利発な花子でしたが、一家はびんぼう暮らしです。

 せめて長女にしっかりした教育を受けさせたいという父の奔走で、10歳のとき東洋英和女学院というミッションスクールに給費生として編入学することになりました。
 校舎兼寄宿舎に住み、学費が免除され、本は読みほうだい。花子はこの学校で英語と出会い、『赤毛のアン』の作者モンゴメリと同世代のカナダ婦人に囲まれて青春時代を過ごします。

 編入学して５年目に海のむこうで『赤毛のアン』が出版されていますが、この小説との運命的な出会いは、30年後になります。

 このあと本書は、卒業してからの教職生活と作家への道のり、生涯の伴侶との出会い、婦人参政権獲得運動への注力、愛するわが子の死など、丹念に花子の足跡を追っていきます。

 夢追い人だった父の生涯や、不倫からスタートした花子の結婚生活など、取り方によってはスキャンダラスな内容もありました。肉親であれば隠しておきたいことがらに孫娘が踏み込んでいることに驚きます。
 帯に「孫だから書けた！」とありますが、「孫なのによくぞ書いた！」と言いかえてもいいでしょう。

 1952年(昭和27年)に『赤毛のアン』を出版し、「アンシリーズ」の翻訳は花子のライフワークとなっていきます。

 貧しい出自を持つ少女が希望を持って生きていく姿は、花子の若き日の姿と重なり、家族を支えながら執筆活動に打ち込む花子の日常は、アンの原作者モンゴメリも経験した日々でした。

 アンのふるさと、プリンスエドワード島を訪ねる日を夢見ていた花子は、1968年(昭和43年)脳血栓で突然の死を迎えます。
 享年75歳でした。著者は「赤毛のアン」シリーズを翻訳した村岡花子の孫。
村岡花子の生涯が、愛情をこめて、しかし適切な距離をとって描かれる。
赤毛のアンのイメージから、村岡花子についても「ミッションスクールを卒業した、お金持ちのお嬢さま」というイメージを勝手に抱いていたので、読みすすめながら発見の連続。
父の強い希望で東洋英和に入学した彼女が、なぜ寸暇を惜しんで誰よりも勉強したか。
文学への強い憧れ。情熱的な恋。そして戦争の暗い影。
良質な小説を読むような思いでページをめくる。

印象に残ったのは、村岡花子がプリンス・エドワード島を訪ねることがないまま、その生涯を終えたというくだり。
映像が目の前に広がるようなあの生き生きした訳文が、取材なしに書かれたのは驚きだ。
原文の魅力ももちろんあるだろうけれど、村岡女史のカナダを愛する気持ち、何よりも想像力の豊かさが名訳を生んだのだろうな。
机に向かって目をつむるだけで、世界中、宇宙の果てまでも旅することができるのは、ヒトに与えられた最高のぜいたくのひとつだ。村岡花子さんが好きなので手に取ったけど期待はずれだった。１行目から文章がひどい。「寒の戻りの肌寒い日」って・・・。冒頭くらい気合いを入れて丁寧に書いてほしかった。内容もグダグダ。花子さんの遺伝子は孫までは届かなかったみたい。かなしかった。「赤毛のアン」はじめ「パレアナ」「フランダースの犬」などの（児童／家庭）文学作品、
それに絵本「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」まで、だれもがお世話になっている翻訳者
村岡花子さんの生涯が読みやすくまとめられています。
写真資料も充実していて、戦前戦後に活躍した一人の女性の姿がいきいきと読み取れます。
カナダゆかりの婦人宣教師たちに教えを受けた東洋英和の学生生活、
こどもたち、若い人の情熱を正しい方向へ導きたい、という誠実な仕事ぶり、
家族の暖かさを求め、運命の人と出会い、毎日の暮らしを大切にした生涯、
「赤毛のアン」という作品、モンゴメリという作家も、出会うべくして出会ったといえると思いました。
一人村岡花子さんだけでなく、アンにとっても、あとに続く日本のこどもたちにとっても
すばらしい運命の出会いだったのだと、うれしくなりました。
読み進む中で、戦前戦後の著名人（女性作家、歌人、外交官・・・）との関わりに
いろいろ勉強したり、驚かされたりもしました。
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<item rdf:about="http://18bookshop.bestbook-shop.com/detail/02/4003725042.html">
<title>アシェンデン―英国情報部員のファイル (岩波文庫 赤 254-13)</title>
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<item rdf:about="http://18bookshop.bestbook-shop.com/detail/03/410211341X.html">
<title>赤毛のアン (新潮文庫 モ 4-41 赤毛のアン・シリーズ 1)</title>
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<description>書店に並んでいるのを見て、懐かしくなり読みました。
やはり後世に残る名作は、何度読んでもいいです。
子供たちが幼い頃、両脇に花が咲き零れている小道を通るたびに、
「アンの小道は素敵だね！」と勝手に名...</description>
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<![CDATA[
書店に並んでいるのを見て、懐かしくなり読みました。
やはり後世に残る名作は、何度読んでもいいです。
子供たちが幼い頃、両脇に花が咲き零れている小道を通るたびに、
「アンの小道は素敵だね！」と勝手に名づけていました。
今でも子供たちはその道を「アンの小道」と呼んでいます。
子供の頃に読んだときには、
カナダの時代背景や固有名詞などがほとんど理解できなかったので案外難しかったのですが、
大人になり読み返すとアンの想像力の素晴らしさに関心します。
今の子供たちにとっては、刺激が少ない作品かもしれませんが、
自然の中で、厳格でありながらも優しい人に囲まれて成長するアンの暮らしを、
文章を通して子供たちにもぜひ堪能させたいです。結論から言えば面白かったです。
最初のへんは特に風景描写とかすごく綺麗だったし、昔の小説というのは、文章が長く、凝っていて、ボキャブラリー豊富でいいなと思いました。英語でもぜひ読んでみます。
だから単純に考えるといい話だったのですが、まあ、底が浅いのは確かですよね。なんせ昔の話だし、世間知らずの教師が書いたものですし。一昔前の少女マンガを思わせます。キャンディ・キャンディとか。
昔の話は、ある意味いいですね。今の話は、主人公が不幸な生育歴を持っていると、ゆがんだ性格にならなくてはいけないような法則ができてしまっていますが、昔の話では、どれほど不幸な生い立ちでも、素直にまっすぐに育っているのです。
人の育ちは、環境か遺伝子かというと、おそらくどちらともなんだろうけど、この時代のものは、遺伝子が重要視されている気がします。アンが持っている天性の魅力、会った瞬間から人をひきつける「なにか」、宝石に変わる原石というのは、どう努力しても、手に入らない人には入らないでしょう。赤毛でたいした美人でもないけど、話が面白く、友達が勝手にできて、異性に勝手に夢中になってもらえて、勉強はすぐにできるようになる。
まあ、これはこれで、あまり感情移入はできませんね。しかし、こういうものだと思って読むにはいいのでしょう。赤毛のアン、生誕１００年ということで、ふたたび注目されているアンシリーズ。私は旧版を読み返しました。つらい子供時代を空想で乗り切ってきたアン。この風変わりな少女を優しく見守り育てていくマシュウとマリラ。昔読んだときよりも、より感動を覚えました。村岡訳は少々古めかしいですが、アンの時代背景とあっていて、私は好きです。アンブックスシリーズも一気に読破しました。さらに、実写版DVD、アニメ版DVDまで完全制覇。アニメ版は原作を忠実に映像化しており、こちらもぜひ押さえておきたい名作です。孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長するどたばた喜劇。 
カナダの自然の風景、個性ある登場人物、心温まる物語。 
少女が、自立心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。 

あしながおじさん、少女バレアナ（ポリアンナ）、小公女などとともに、少女文学の最高傑作だと思われます。 
その中で、子供の成長に伴って、親も成長していくことが分かるお話です。 

ps. 
原文はＷＥＢにあがっています。ダウンロードして英語で読むことができます。 
翻訳の善し悪しは、読み比べたことがないのでわかりません。 
文化の変換は、時代によって違う可能性があるので、ある期間が過ぎたら翻訳し直すことも意味があると思われます。 今年は『赤毛のアン』が世に出てちょうど100周年にあたるそうです。
私のような村岡・アンのファンには、この節目の年に新装版が出たことは大変喜ばしい出来事です。
長らく謎とされていた、村岡訳に省略されていた箇所････マシュウが亡くなった晩のアンとマリラの会話がこの新装版には補てんされています。それも孫の村岡美枝さんによって。
村岡訳の特徴は、会話文の古めかしくも品のある台詞回しにあります。この部分がオリジナル訳と比べて違和感のないようにかなり注意を払って訳されています。なのですが、やはりオリジナルのアンとほんのちょっと違うな、という気がしてしまいました。村岡版が出てからもすでに56年がたっているのですから、しかたないかもしれません。
すでに持っているアンがセピア色になりつつあるので、この際改めて新装版を買ってみました。文字が大きくなってて読みやすいです。
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<item rdf:about="http://18bookshop.bestbook-shop.com/detail/04/4087472019.html">
<title>赤毛のアン (集英社文庫)</title>
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<description> いろいろな人の翻訳があるほうが選択できていいので、それだけで評価します。誤訳とは言い切れないが、「もたつき訳」が、多く見られます。一例をあげれば原文
Tommy Sloane let his te...</description>
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<![CDATA[
 いろいろな人の翻訳があるほうが選択できていいので、それだけで評価します。誤訳とは言い切れないが、「もたつき訳」が、多く見られます。一例をあげれば原文
Tommy Sloane let his team of crikets escape him altogether while he started open-mouthed as tableau.
を松本さんは、こう訳しています。
「そして、トミー・スローンはこの大活劇にあんぐりと口をあけたままぽかんとしてしまい、コウロギ隊の一同がちりぢりに逃げた。」
これは、コウロギと訳すより、コウロギが跳ねて飛び散るように逃げたのですから、
「悪ガキの仲間は、一目散に逃げ出した。」とでも訳すべきところです。
本書は、受験参考書のように原文を読むための参照訳にすぎない。
残念ながら、日本語として読むと摩訶不思議な表現が多く見られます。この版の最大の特徴は「訳者によるノート−−『赤毛のアン』の秘密−−」と題する、詳しい注釈が巻末に付いていることである。これは引用句の出典などを解説したたいへん素晴しい注である。
ただし、初めて『赤毛のアン』を読む人にはお薦めできないかも。というのは注の中にネタバレがかなり仕込まれているのだ。物語序盤に付された注で「○○が○○と結婚する」とか、「○○章で○○が死ぬ」とかが、あらかじめわかってしまうので要注意。言わずもがな「赤毛のアン」である。やはり英文学は英語で読むのが一番だろう。この物語ほど全世界で万人に愛され続ける物語も珍しいだろう。少女の夢がある。その少女に託した年老いた姉弟の夢がある。それが、プリンス・エドワード島の美しい自然の中で、大切育まれていく姿は、読者に希望と愛を与えてくれるだろう。心温まる「赤毛のアン」の世界にいつまでも浸っていたい。孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長するどたばた喜劇。 
カナダの自然の風景、個性ある登場人物、心温まる物語。 
少女が、自立心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。 

あしながおじさん、少女バレアナ（ポリアンナ）、小公女などとともに、少女文学の最高傑作だと思われます。 
その中で、子供の成長に伴って、親も成長していくことが分かるお話です。

ps. 
原文はＷＥＢにあがっています。ダウンロードして英語で読むことができます。
翻訳の善し悪しは、読み比べたことがないのでわかりません。 
文化の変換は、時代によって違う可能性があるので、ある期間が過ぎたら翻訳し直すことも意味があると思われます。 ???新しい生活に期待で胸をふくらませ、おしゃべりな赤毛の孤児アンが、マシュー・カスバートに連れられてグリーン・ゲイブルズへやってきた。そんなアンにマシューの妹マリラは言う。「わたしたちが頼んだのは男の子なんだよ。女の子など農作業には役に立たないからね」。だが、ほどなくカスバート家の兄妹は、アンのいない生活など考えられなくなってしまう――孤児を引き取ることを決めた本来の理由とは別の理由で。ピクニックに行きたいばかりに、マリラのアメジストのブローチをなくしたことを（実は無関係だったのに）『告白』したり、大嫌いな赤毛をあやまって緑色に染めてしまうアン。マリラはマシューにこんなふうに言う――「確かなことが一つだけあるよ。アンのいない家はきっと退屈にちがいないってことさ」。 ???当然、アンが活躍する本が退屈なはずがない。本書は、L・M・モンゴメリー作品のはつらつとしたヒロインを小さな子どもたちにも知ってもらうために、名作『Anne of Green Gables』（邦題『赤毛のアン』）が絵本になったもの。ページ数の限られた絵本であるがゆえに、アンのにぎにぎしくも痛快な冒険をすべて紹介するわけにはいかないが、児童文学においてもっともたくましく、そしてかわいらしい主人公アンのさわやかさをしっかりとららえている。もし、本書で満足できなかったら――そのときは、オリジナル・シリーズに挑戦すればいい！ イラストレーターのエレン・ベイアーが、グリーン・ゲイブルズ周辺の美しさと、元気いっぱいのアンを鮮やかなタッチで描いている。（5−8才向け）（Emilie Coulter, Amazon.com）
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<title>吉村和敏 PHOTO BOX プリンス・エドワード島 七つの物語 (講談社 ART BOX) (講談社ART BOX)</title>
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<description>こんなに美しい写真集に出会ったのは、久しぶりです。
広大な自然と人造物とが共存し、自然は、優しさと力強さを呈します。
時に穏やか、時に神秘的、時に厳しく、時に楽しげです。
「美」そのもの、かつ、ロマ...</description>
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<![CDATA[
こんなに美しい写真集に出会ったのは、久しぶりです。
広大な自然と人造物とが共存し、自然は、優しさと力強さを呈します。
時に穏やか、時に神秘的、時に厳しく、時に楽しげです。
「美」そのもの、かつ、ロマンティックです。

掲示されている写真は、現在のプリンスエドワード島です。
本書は、グリーンゲイブルズのアンの解説書ではないのですが、
関連する写真の掲載や、簡単な解説もなされています。

アンに深く関連する写真集をお求めの場合は、ＮＨＫ出版などから出版されているものを、おすすめします。
それよりも、本書では、アンのみならず、我々自身が、この島の美しさに魅了されます。

小説作品に、あまりこだわる必要はありません。
我々自身の眼で、美しさを堪能出来る、心洗われる写真集です。
「世界一美しい」というオビの文句は、大げさではありません！
本当に美しいです！

緑と茶色に区分けされた、美しい畑を上空から写した景色、
白く輝くような教会、
可愛らしい民家、
赤色の納屋、
白い花が溢れるリンゴ畑、
木漏れ日の小道、
紫色のルピナスの花畑…等々

どのページを開いても、美しい色彩で溢れています。
ページ数的にも満足ｗ愛と魂のこもった写真集です。

それもそのはず。
この作品を手掛けた人気写真家・吉村和敏氏は、今からちょうど20年前に、“生まれ故郷の信州に似ていると思った”カナダへ飛び、中古車を購入し、1か月かけて彼の国を横断し、そうして出会ったこのプリンス・エドワード島にこころ奪われ、約1年間滞在します。
その後も、季節の折々に訪れては、その魅力をカメラに収め、そうしてプロ写真家としての道を、着実に歩んでいきます。
本作は、この20年もの歳月の中で、作者が切り取ってきた、この土地の風景に溢れています。

今の自分があるのは、あの出会いがあったからこそ…。
誰しもそんな出会いが、人生の中には必ずあるはず。そうしてその特別な出会い、特別な相手や場所に対し、いつの日にか、何らかの形で、恩返しが出来たなら…と強く思うもの。
作者にとり、それはカナダという国であり、その東端に浮かぶプリンス・エドワード島なのではないでしょうか。
そんな温かな想い、温かな眼差し、更にはシャッターを切る瞬間の、厳粛な空気が、美しい写真と詩的な文章、この作品全体から、ひしひしと伝わってきます。

夢中になれる対象と出会い、そうしてその対象を想い続ける、ぶれない姿勢と強い意志を持つ者は、とても幸せであり、とても凛々しい。

吉村さんが手掛けられた“プリンス・エドワード島”の作品集では、『プリンス・エドワート島―世界一美しい島の物語』、『草原につづく赤い道―プリンス・エドワード島の12か月』もお勧めです。また島との出会い、そうして写真家になるまでの物語が綴られた『緑の島に吹く風』も、読み応えがあります。
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<item rdf:about="http://18bookshop.bestbook-shop.com/detail/06/4102157239.html">
<title>贖罪 上巻 (1) (新潮文庫 マ 28-3)</title>
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<description>イタリア旅行をした５〜６年前の３月、
イアン・マキューアンのバストアップの写真のポスターが
そこらじゅうの書店に貼ってあった。

ええっ、マキューアンが新作出したの？
帰国したら読まなきゃ！

…邦...</description>
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<![CDATA[
イタリア旅行をした５〜６年前の３月、
イアン・マキューアンのバストアップの写真のポスターが
そこらじゅうの書店に貼ってあった。

ええっ、マキューアンが新作出したの？
帰国したら読まなきゃ！

…邦訳が出たのはその一年後でした。

でも、待った甲斐があった。

話は、重層的で、最後の最後にやられた！
泣いて泣いて泣いて、やり場のない気持ちで
いっぱいになってしまった。

彼の小説で繰り返しテーマになっている愛とはなにかとか
ものを書くことの意味とか、そんなことが全部入ってる。

映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観たとき裁判の杜撰さとか
ありえないという感想を持った人は、
これにも、ありえないよーとか言いそうだけれど、
フィクションの世界に入り込んで、
ひとつひとつの出来事が周りの人間にどう映ったのか、
感じたのか、それによって次はどうなったのか、
その人間の感情や行動の描写がどれだけ人を打たせられるのか、
マキューアンの世界に入ってみてもいいよ、と思える人なら、
絶対に読んで欲しい。

人間、間違いをひとつくらい犯すことだってある。
しかも、それが間違いだなんて思ってなて
そのときは、正しいと心から思っていて、
あとから間違いだったと気付いたときの恐怖、
すべての事象がひっくり返って見えるあの、恐怖。

それによって人の運命まで変えてしまったら。

どうか、どうか、赦して欲しい、せめて赦しを請う
チャンスを欲しいと願わないだろうか？
そのチャンスを永遠に失ってしまったら、
どうやって赦しを求めたらよいのだろう？？

それが本書のテーマだと思った。

傑作です。
わずか13歳の娘の確信が一組の若い男女−姉とその恋人−の運命を狂わせる。その確信とはどのようなものであったろうか。狂わされた運命はどのような道筋をたどるだろうか。その罪はつぐなうことを容易に許さぬものであった。二人の間は切り裂かれる。男は牢獄に呻吟し女は家族を捨てて自活の道を歩む。第二次世界大戦が始まり、男は牢獄からの救済を求めて入隊する。本書の第一部ではこのいきさつが背景の田園風景の中で豊かな筆致で描かれる。第二部で場面は戦場へと移り、男は敗残兵となって撤退作戦さなかのダンケルクへの途上にある。他方、18歳になった娘は過ちに気づいて罪過の贖いを求めるにいたっている。
本作品は映画化されて国際的な好評を得た。日本でも映画によってこの作品を知った人が少なくないであろう。原作は英語で13万語に及び、2時間25分の映画の脚本はそれを2万語に短縮している。（言うまでもなくこの紹介文は800字が限度である。）映画では第一部が原作に忠実に描かれ、ストリーが軌道に乗ってからの第二部はその多くを視覚に頼っていた。しかし、敗軍の集結する壮大なダンケルクの浜辺の情景は圧倒的で不足を感じさせなかった。
最後の第三部は事件から64年後の現在、心身の衰えと死の予感の中での罪びとのモノローグである。一たび起こったことは元に返らない。人生は一度限りという言葉が人を脅かして止まない。ここには罪を贖えなかった老女の安らぎを求める精神が横たわろうとしている。読み終えてなお一つの疑問を消すことが出来ない。勤労者階級への偏見が根強く、また男女間のモラルに厳しかった時代背景を勘案しても、ただ1人の未成年者の証言で裁判が決着しえただろうか。細部にわたって詳細な作品であるからなおさら裁判の状況が省略されているのは腑に落ちない。（本文は訳書ではなく原文 "Atonement"を読んでのものです。）
思い込み、作家気取りの思い上がりから少女ブライオニーのついた嘘で姉セシーリアと将来有望な使用人の息子ロビーは互いの気持ちと欲情に気付いた日に引き裂かれる−所詮身分違いの恋、数年経てば第二次世界大戦が始まるのだから、と思うが、彼らには「あったはず」の３年半が「なかった」ロビーは性犯罪者として刑務所にいので、面会はできず、手紙も厳しく管理されていた為、手紙で愛や将来を語ることもでき「なかった」。戦時中、姉に続いて看護婦になったブライオニーがセシーリアを訪ね、つかの間のひと時を過ごすロビーとの三者の緊迫したやり取り、それすら「なかった」。そのシーンからほのめかされる海辺のコテージでの日々も、もちろん「なかった」。セシーリアとロビーの二人には図書室での一件と出征前の短くぎこちない再会しか「なかった」。この「なかった」の連鎖によってセシーリアとロビーは実在の人物よりも鮮やかな存在となり、小説は事実を超える−
そして、疑念。ブライオニーの「贖罪」とは本当に贖罪なのか？単に作家のエゴなのではないか？ロビーが死にセシーリアが死に、ブライオニーが死んでもブライオニーがいくら小説を書き直しても「罪」は変わらないのではないのか？読み終わってからも何回も咀嚼するように考えは広がり、乱れる。それにしても「かくも作家とは何者ぞ」
小説を忠実に映像化した「つぐない」が公開されている。小説→映画→小説の順に読んで、小説の中に見たものを、映像の中に観て（特に噴水のシーン）、映像で観たものを小説に丹念に色づけをして（ダンケルクのシーン）何回も何回も観て読んでいたい作品である。
もうすぐ「つぐない」というタイトルで映画が公開される作品の原作です。 

三部構成で出来ており、第一部はヒトラーの台頭で戦争が迫りつつある時期です。そこで、事件は起こります。 
この事件は、幼いブライオニーの偏見に満ちた子供らしい正義感からの「嘘」で引き起こされます。 
それに周りの身分差別、嫉妬が、その「嘘」を黙認することによって、冤罪を引き起こします。 

この第一部は、正直読みにくく書かれています。 
それは、文学好きのブライオニーの作品として書かれているので、意図的にそうされているようです。 

第二部は、冤罪にあったロビーが出所し、徴兵された時期が書かれています。 
前半は、ロビーの視点で書かれており、撤兵の中で思い出として語られる事件への思いです。 
後半は、大人になったブライオニーが、看護婦見習いを続けながら、謝罪をしようとする意思を固めて行く部分です。 

第三部は、１９９９年でブライオニーが７７歳で、医者から告知を受け、事件の真実を死後、本として出版しようということを決意します。 

重厚な構成で語られる「愛」の物語です。 
ブライオニーは、姉への「愛」から虚言による冤罪を引き起こします。彼女が想像力豊かな少女であったことが、大きな要因になっています。 
その姉は、ロビーへの「愛」を貫きます。 
彼女は、最後まで妹を許しませんが、逆に言えば、妹の虚言によって、「愛」を貫けたとも言えるかも知れません。 
もう一人の女性ローラは、その事件の被害者ですが、彼女はその暴行犯を知っていたのかも知れません。 
それにも拘わらず、の犯人とおぼしき人と結婚して行きます。ここにも、素直な意味での「愛」ではないかも知れませんが、「愛」が存在します。 
この物語は、そうした「愛」の物語でありながら、そのために引き起こされる罪の「贖罪」の物語でもあります。
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<title>贖罪 下巻 (2) (新潮文庫 マ 28-4)</title>
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<title>サミング・アップ (岩波文庫)</title>
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<description> 劇作家、小説家として功成り名遂げたサマセット・モームが６４歳のときに、自分の人生の締めくくりとして書き綴った回想的エッセイ集。
人間、人生、文学、哲学、宗教論などモーム一流の率直な語りは、じつに感...</description>
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 劇作家、小説家として功成り名遂げたサマセット・モームが６４歳のときに、自分の人生の締めくくりとして書き綴った回想的エッセイ集。
人間、人生、文学、哲学、宗教論などモーム一流の率直な語りは、じつに感動的であり、時代を超えて深く心に訴えるものがあります。

 ｢大抵の人はものを考えることをしない。この世における自分の存在を当然と受け入れる。頑張って生きるのだと自分に言い聞かせ、生来の衝動を満たすために、あちこち引きずり回され、年を取り力がなくなればロウソクの火のように消えていく。彼らの生き方はまったく本能的だ。もしかすると、そのほうが賢い生き方なのかもしれない。だが、自分の意識が発達したため、常にいくつかの質問に追いかけられ、従来の解答では満足できない場合は、一体どうしたらいいのだろう？｣（p.321)

 Most people think little. They accept their presence in the world; blind slaves of the striving which is their mainspring, they are driven this way and that to satisfy their natural impulses, and when it dwindles they go out like the light of a candle. Their lives are purely instinctive. It may be that theirs is the greater wisdom. But if your consciousness has so far developed that you find certain questions pressing upon you and you think the old answers wrong, what are you going to do?
 
 本書｢サミングアップ｣行方昭夫さんの達意の新訳と、原書相当箇所からの引用です。

 英語に関心のある方で、受験時代にモームやラッセル、オーウェルの英文に親しまれたことのある方には、とくにモームの英文はとても懐かしく感じられることと思います。
 
 原書は、このところ手に入りにくかったようですが、最近、Vintage Classics 版の＜The Summing Up&gt;が入手できるようです。ぜひ、検索なさってみてください。

 One of the rare books which deserve the epithet of ! です。
生涯、心に残る本の一冊です。文句なしの五つ星！ 

 “月と6ペンス”や“人間の絆”という名作をお読みになった方にはなんといってもこの“サミング・アップ”がお薦めです。 モームという人は、とにかく観察眼の鋭い人で、彼の作品のほとんどはその人間観察の報告書ではないのかーと言いたくなるような趣を持っているのですが、その観察眼を己自身に向けたこの本以上に、彼の内面について詳しく書かれた解説書はないと思います。 もちろん人生の指南書的に読むことも出来ますが、成功を治めた作家の歯に衣着せぬ人生エッセイとして楽しむことも出来ます。

人間とは首尾一貫したものではなく、信じられないくらいの多面体が奇跡的に一つの固体に収斂したものである、という彼の主張を裏付けするかのように、モーム自身の色んな面が垣間見られます。 思わず吹き出してしまうのは、“生まれつきの性格のせいなのか、周囲の人間から思わず一歩引いてしまう癖があり、そのため誰とも親密な関係になれない”と、岩波文庫をしじゅう読んでいるような人なら恐らく同感してしまうであろう気の弱さを見せつけたかと思うと、別な章では“私はあまり他人を尊敬しない。 だいたい世間にはこれに対する要求が多すぎるのだ”と、倣岸不遜なことを言ってのけます。 小憎らしいくらいに明晰、残酷なまでに怜悧な人生観をもっている彼ですが、“何度も恋に落ちた事はあるが、報いられた恋の至福を味わった事はこれまで一度もない”という一文には、“そりゃあ、アンタ、そんな態度じゃあ無理もないでしょうねえ”と言ってあげたくもなります。
一年に二、三度は必ず読みたくなる洒脱な本です。 英語の原文もすばらしいのですが、残念ながら原書は現在手軽に入手できない状態にあるようです。待望の新訳である.新潮社のモーム全集の旧訳で読んでも、すごく面白い内容なのは分かったけれど、正直言って、旧訳ではモームの真意がつかめない箇所がいくつもあり、一生懸命分かろうとしていらいらしたものだった。原文でも読もうとしたが、私の英語力では無理だった。特に後半の真善美とか死後の生命を論じた章はお手上げだった。もっとしっかりした訳が出ないかと待っていたら、ようやく出た。早速読んだ。嬉しかった。すごくよく飲み込めるのだ。一気に読み終え、満足した。著者の言いたいことが丸ごと理解できた。モームが日本語で語ったとしたらこんな風だろうなと想像できる訳になっている。
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<title>赤毛のアン誕生100年BOX</title>
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<title>モーム短篇選 上 (1) (岩波文庫 赤 254-11)</title>
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<title>北回帰線 (新潮文庫)</title>
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<description>それくらい分厚く、興味を惹かれない作品である。
しかし、（似たようなサブカル作家で）ロートレアモンやバタイユやバロウズ、ランボオに傾倒する読者よりも
僕はまだヘンリー・ミラーの愛読者のほうが信用度は...</description>
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それくらい分厚く、興味を惹かれない作品である。
しかし、（似たようなサブカル作家で）ロートレアモンやバタイユやバロウズ、ランボオに傾倒する読者よりも
僕はまだヘンリー・ミラーの愛読者のほうが信用度は上に感じる。
というのも、意味の汲み取れない抽象的で断片的なひとりよがりな雑文からでも
その卓越した文章力、博識さに注目させられたからだ。
僕はこの書物で最も重要な、ヘンリー・ミラーの才能が一等星の如く光り輝いたページをずばり指摘できる。
それはＰ４１６である。他の生き方はできないのだろうか？一方で喜びや歓喜を生み出す生が、仕事という側面においては、利潤の追求を余儀なくされる。これは恐ろしい競争の世界であり、弱肉強食の、人食いの世界である。ミラーのように〈岸の小枝が音もなく川に落ちるように〉この世界からこぼれ落ちて、すきっ腹をかかえながら、喜びや歓喜を生み出す生に専心する放浪生活がなんと輝いて見えることだろう。彼の書いた時と、時代状況は驚くほど似てきたと感じられる。ミラーの切り開いた道はほとんど不滅のものだが、安易に模倣を許すような道ではない筈だ。それよりも、序にアナイス・ニンが的確に記したように「根源的な現実へのわれわれの嗜欲を回復させる」この本の力の源泉こそを共有し、各自が自らの固有のＬＩＦＥをこの人食いの世界に抗して打ちたてるべきだろう。この傑作には各人をそのように奮い立たせる何かがある。長編小説という形式を借りた素晴らしい詩。海とは何の関係もないが海を感じさせる作品。というのも時間軸、空間軸ともに突き抜けてワイドだから。歴史とか国境とか、この世界のあらゆるスポイリッシュなものに徹底的にケンカを売ってきた果ての高温度の結実だろう。この人はこれを書くためにわざわざドン底生活に身を置いたのかもしれないと納得させられる天才ならではのアリバイ的作品。もっともちゃんと読むのはしんどいがたまにペラペラめくるとオープンマインドになれる。 若き日に詩を書きなぐり、その後若くして「事業」を始めるも自堕落な蕩尽の果てに全てを失い、なおも一度味をしめた蕩尽の日々をやめられない自暴自棄の日に偶然店頭で本書に出会い、読み始めたところから雷に打たれたような衝撃を受け、自らも書き始めた、そのきっかけという梁石日氏のッセイを読んで改めて再評価すべく入手。 確かに本書にはその「過激な性描写」の様な毀誉褒貶の伝説がまとわりつき、作者自身のスキャンダルとともに過去として忘れ去られようとしている感があるが、混迷の現代に語りうるメッセージがある。歴史の１頁として埋もれさせるには惜しい作品。息の長い長編の詩のようでもある…
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<item rdf:about="http://18bookshop.bestbook-shop.com/detail/12/4309204511.html">
<title>世界名作劇場「赤毛のアン」メモリアル・アルバム</title>
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世界名作劇場「赤毛のアン」メモリアル・アルバムという書籍が河出書房新社から出版されています。こちら、アン役の山田栄子さん、高畑監督、井岡美術監督の美術ボードも新規収録されています。ずいぶん昔になりますが92年ころニュータイプ100％コレクションで赤毛のアンと母をたずねて三千里がそれぞれ出版されていたのですが、愚かにも買いそびれこんなにいい本を買わずに何をアニメでかたらざるや、とずっと後悔していました。

それが晴天の霹靂というべきか棚から牡丹餅というべきか、待てばカイロの日よりあり。とうとうこんなすばらしい出版物にめぐりあうことができました。よい作品というのは、見たものの真理として
ひとに話したい広めたいというのがアニメジャーナリズムの真骨頂です。広告塔と一時はなりはてた
アニメ誌でしたが、それに携わっていたライターや編集者も志あればかならずよい者は売れるのです
。ましてアンは100年世界のみなさんから愛されてきました。そのアニメーションを誠実に、実にぎりぎり毎週にわたって作り上げたスタッフワークのすべてを出版物として残すべきと考えた河出書房
新社のみなさん。あんたたちは偉い。麻生太郎総理もコンテンツ産業としてのアニメ、コミックを日本のこれからの基幹産業のひとつに数えています。かおえすがえすも河出書房新社のみなさん、あんたたちは偉い。どうぞお願いです。母をたずねて三千里もぜひお願いします。高畑勲、宮崎駿、富野良幸、奥田誠二、といったみなさんが1年間作った三千里もぜひ残しておかなければならない番組です。たのみましたぞ。文学として世界に広く知られる「赤毛のアン」ですが、私のようにアニメ版が一番好き
という人も多いのではないでしょうか。
本当に感動の多い作品です。
ボクは、マリラが徐々にアンを受け入れていく心の過程に感動しました。
もちろん、ダイアナとの友情関係やマシューのやさしさなど感動に満ちています。

懐かしの「赤毛のアン」の絵がたくさん掲載されているほか、設定資料集や声優さん
のインタビューなど、アニメ版「赤毛のアン」ファンの宝となる本です。テレビで放映されていた「赤毛のアン」にとても感動し、もう一度 あのテレビの画像がよみがえってくるので 購入してよかったです。読みながら、物語がよみがえり、何度も何度も 涙を流しました。テビの「赤毛のアン」にはまった方は、本当にお勧めです。私の宝物です。今の子供たちにも「赤毛のアン」は是非お勧めしたいです。1979年に放映されてから数十年たってこのような書籍として記録が残りました。これはアニメーション化に困難な原作をあえてアニメ化しようとしたスタッフの方々の熱い野望があったからだといえます。中身は『赤毛のアン』の井岡さんの美術、スタッフインタビュー、宮崎さんのオープニングのイメージボード、キャラクター設定櫻井さんのレイオウトなど『赤毛のアン』愛好者にとって満足の行くものばかりです。特に私が感心しましたのは故・近藤喜文さんの色鉛筆画です。近藤さんの描くものの正確さには感動を覚え、また近藤さんの色鉛筆のタッチには温かさを感じます。私は今非常に幸せです。 「赤毛のアン」が大好きな人にぜひ読んでいただきたい本です。 原作派で、アニメなんか一度も見たことがない！と言う（困った）心の友であるあなたにとっては、この本はモンゴメリとプリンスエドワード島がたくさんつまったすばらしい資料です。そして、「一度見てみようかしら」という気になることでしょう。 アニメがそこそこ好きで、一度は見たよと言う心の友のあなた。制作者たちの視点を通じて、より深く原作を知るチャンスです。職人の仕事を知ることで、この作品が一層身近に感じられることでしょう。宮崎駿さんの未公開レイアウトだけでも買う価値があります。 最後に、毎日ご飯を食べながら名作劇場を見たり、疲れたとき「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ」とつぶやいたりするようなあなた。もう１冊、保存用にいかがでしょうか？ 同じ著者による姉妹本「イラストレイテッドコレクション・赤毛のアン」（角川書店）と比較すると内容に深みが増したように感じられました。これは上の本で書かれなかった内容をさらに加えたこともあるでしょうし、インタビューに、今までよりさらに深く切り込んだという印象を受けたせいかもしれません。著者の方に深い敬意を感じているのに失礼ですが、コクがあってとてもうれしい半面、初めてアニメのムックを読む人には「イラストレイテッド〜」の方が向いているのではないかとも思いました。本当はこの２冊を上・下巻として読むべきです。 「アン」を通じて現代社会を想う真摯な気持ちと、クリエイターたちに光をあてるという信念の感じられる一冊です。たくさん売れて大きな利益をあげてもらい、ぜひ３冊目も出版してほしいと思いました。その節は音響監督・浦上靖夫さんのお仕事を知りたいです。
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<item rdf:about="http://18bookshop.bestbook-shop.com/detail/13/4102157212.html">
<title>アムステルダム (新潮文庫)</title>
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<dc:date>2008-11-20T06:43:03+09:00</dc:date>
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<description>欧州の人の心情をよく表しているということで読み始めた本。
イギリス人の話。
面白かったです。恋人をめぐる２人親友の人生の乱高下が心理描写とともに描かれている。他の２人の人生の高下も描かれている。

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欧州の人の心情をよく表しているということで読み始めた本。
イギリス人の話。
面白かったです。恋人をめぐる２人親友の人生の乱高下が心理描写とともに描かれている。他の２人の人生の高下も描かれている。

小説は小説として、市井の人との乖離はどの程度なのだろう。日本の小説の記述と日本の市井の人々との距離感から類推すると、ダイブ違うのだろうなとわかる。ただ、どこが突飛な部分として小説に記されているのかは、まだ理解できていない。
しかし、人はそんなに浮気せんだろ、と思うのだけど。まぁ、小説だからね。
 文庫200ページの短編ながら、登場人物はざっと数えて25名以上。もちろん主要な登場人物は数名ですが、意外と飛ばして読むと、「え？これはどういう人だったかな」とページを戻して、探さなくてはなりません。ややじっくりと読んだ方がいいのかもしれません。「アムステルダム」の題名に引かれて購入しましたが、登場人物やストリーもそんなに真新しく感じませんでした。「アムステルダム」という題名にするほど何か関係があるのかと感じますが、最後でその意味は判明します。ミステリー的な結末です。通勤時に読むのにはちょうどいい読み物かと思います。
 
 ＜本文から＞
 クライヴは中央駅まで電車に乗り、そこから柔らかい灰色の午後の光のなかをホテルまで歩いた。橋を渡る途中に思い出したのは、アムステルダムはなんと静かな文明的な街なのだろうということだった。

 ＜本文から＞
 なんと明るく、秩序のある通り。角には小ぎれいなコーヒーハウスがあるが、おそらくドラッグを売っているのだろう。
 「ああ」と、最後にジョージが言った。「オランダ人てのは合理的な法律を作るものだ」

 なお、訳者あとがきによると、作者はこれまできわめてショッキングな題材（レイプ・小児愛・人肉食）を冷徹な手法で描くのが特徴であるが、本作はいくぶん趣を異とするとのことですが、本作でもところどころに、そうした題材があるように感じました。
「われわれは互いのことをほとんど知らないのだ」（本文より）

人は、社会を生きるうえで、本当の思いをモラルでコーティングすることを必要とする。
公共の利益のため、芸術のため、政治的健全さのため。
ここに出てくる男たちは、新聞紙編集長、音楽家、外交官などの社会的地位が高い人ばかり。
彼らはそれぞれがそれぞれの倫理に従って行動する。
だがその真ん中にあるものは、ただの嫉妬、死んでいなくなった女をめぐる嫉妬の渦巻きである。

みんな、自分を正当化するのに忙しくて、言い訳に満ちた世界。
だから最後の最後で、いきなり本音が出てきてびっくりする。

ものすごく現代的な物語。
軽いタッチで辛辣なことをさらりというのが、なかなかイギリス的なユーモアだと思う。
えせモラルをぼこぼこにする、そんなビターテイストを味わいたい人に。本書の本質は題の由来として訳者によって初めて明かされるが、原著にもこの説明は付くのだろうか。「気楽さ」が余裕を生み、自由度の高さとなって持ち味が剥き出しで発揮される。

それは人間的な堕落と孤独の描写に他ならないが、誰も触れようともしない、しかし誰もが内面に孕むであろう「暗部」を、これ程執念深く、鮮やかに描写、人間の苦悩というものを「お笑い」の高みにまで引き上げた著者の手腕と感性には救われる程であり、「愛の続き」であの‘冷徹’さを見せつけた著者のアキバ的な人間性の本質を確信して安心する。

題の都市に対してもそうで、厭世と淀む魂が「合理性」を羨望するのだ。この意味からも題と中身の一致を再考させずにはおかない。 この作品の主題は死だが、その扱い方はいかにもぎこちない。しかし、それは許すべきだろう。著者は当時50歳前後で、死を美化するには老い過ぎ、死の醜悪さを描ききるには若すぎた。本作からは、著者の死を理解を求めての苦悩が感じられる。この作品には弱点が多いが、この苦悩は紛れもなく真実のものであり、結果として作品に力を与えている。
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<title>赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン)</title>
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<description>はじめて読んだ赤毛のアンが、この完訳シリーズのものでした。 そして数年後に本が欲しくなり、訳者さんが分からずに、別の方のを買いました。それは、かなりエピソードが省かれていて、がっかりしてしまい… 2...</description>
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はじめて読んだ赤毛のアンが、この完訳シリーズのものでした。 そして数年後に本が欲しくなり、訳者さんが分からずに、別の方のを買いました。それは、かなりエピソードが省かれていて、がっかりしてしまい… 2冊目で、この本が買えました。 やっぱり、完訳だからこそ、深くアンを知ることができると思います。 大人になった今でも、一番好きな本です。 掛川氏の訳は特に会話の訳し方が生き生きとしていて素晴らしい。ただ瑕疵といえる物が少しある。まず、いわゆる日本語の誤用である。この本自体にはなかったが、氏が訳した続編では、雨模様という言葉が雨が降っている状態を形容するのに使われているが、この言葉は雨のふりそうな様子を形容する物である。また、デイビーが鬨の声を上げて入ってきたという表現があったが、鬨の声とは大勢の人間が一度に上げる声のことである。次にファッション用語とキルティング関連のカタカナ用語の多用である。これらの言葉は国語辞典にはほとんど載っておらず、調べるには、インターネットを使うか、ファッション事典キルティングの本を用意するしかない。特に、キルティングは他の訳者が日本語で解るように訳しているのに、カタカナ用語一言で済ましてしまうのはどうかと思う。赤毛のアンの読者は多くが小学生だと思うが、最近の小学生というのはこうした用語に精通しているのだろうか。高校生や大学生なら解るが。こうした広く読まれる本は出来るだけ大勢の人間が解るように訳すべきだと思う。孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長するどたばた喜劇。 
カナダの自然の風景、個性ある登場人物、心温まる物語。 
少女が、自立心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。 

あしながおじさん、少女バレアナ（ポリアンナ）、小公女などとともに、少女文学の最高傑作だと思われます。 
その中で、子供の成長に伴って、親も成長していくことが分かるお話です。

ps. 
原文はＷＥＢにあがっています。ダウンロードして英語で読むことができます。
翻訳の善し悪しは、読み比べたことがないのでわかりません。 
文化の変換は、時代によって違う可能性があるので、ある期間が過ぎたら翻訳し直すことも意味があると思われます。  
子供の頃から大好きだった物語のひとつ『赤毛のアン』シリーズ。

子供の頃は、アンがとんでもないことをしてマリラに怒られて、アンがいなくなってからマリラがクスクス笑うという描写が「なんで、ここで笑うの？」と、わからなかった。

でも＾＾！大人になって読み返してみたら、マリラが笑いをこらえてアンを躾、でも、アンのやったことがとんでもなく面白くて笑ってしまう気持ちがわかりました。「この子は面白い」とただ笑いたいところを、保護者として躾をしないとならない（笑）。

また、マシューの言葉少なな温かさ、読み返してみてさらに温かさをじわーっと感じました。

この文庫のシリーズ全１０冊を読みました。
訳がさらに読みやすく、大人になっていくアンとギルバートの恋愛・家庭も素晴らしいので、必見！村岡花子さんが翻訳された「赤毛のアン」は子供の頃から、何回、読み返したかわからないくらい読み込んできました。その後、色々な方の翻訳版を読み比べています。掛川恭子さんの訳は、現代の風物をふまえて訳してあるのがいい！昔、読んだ時に、どんなものか想像できなかった風物･･･例えば、「ふくらんだ袖」です。これが、「パフスリーブ」と訳されている。パフスリーブといわれると、どういう袖の洋服か想像できる。そういうわけで、今の少女達にお勧めするとすれば、掛川さんの訳の方がわかりやすいんじゃないかと思います。
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<item rdf:about="http://18bookshop.bestbook-shop.com/detail/15/408747867X.html">
<title>アンの青春 (集英社文庫)</title>
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<description>松本訳『赤毛のアン』が良かったので、読んでみました。
アンがアヴォンリーで先生として働いて暮らす2年間。

『アンの青春』って、こんなにいい小説だったのか・・・と
新鮮で、幸福で、深い余韻が残りまし...</description>
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<![CDATA[
松本訳『赤毛のアン』が良かったので、読んでみました。
アンがアヴォンリーで先生として働いて暮らす2年間。

『アンの青春』って、こんなにいい小説だったのか・・・と
新鮮で、幸福で、深い余韻が残りました。

訳者によって、小説のイメージがこんなに違うことに驚き。

訳者が、小説家だからかもしれませんが
プリンスエドワードアイランドの風景の美しさ
アンやミス・ラヴェンダー、マリラのまやかな感情が
心にしみました。

続編にも、イギリス文学や聖書から
引用がたくさんあったことも、驚きでした。
その意味を、注で読むのと、読まないのとでは
面白さが、全然違いました。

本当の『アンの青春』は
大人が、日々を生きていく心の糧となる名作だと、わかります。
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<item rdf:about="http://18bookshop.bestbook-shop.com/detail/16/4102013016.html">
<title>青い鳥 (新潮文庫 (メ-3-1))</title>
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<description> 青い鳥といえば、こどものころ、いわさきちひろさんのあわい絵が美しい、この本の古版を宝物にしていましたが、これは物語として再編集されていたんですね。原作は、とにかくメーテルリンクのこだわりっぷりがす...</description>
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 青い鳥といえば、こどものころ、いわさきちひろさんのあわい絵が美しい、この本の古版を宝物にしていましたが、これは物語として再編集されていたんですね。原作は、とにかくメーテルリンクのこだわりっぷりがすごい。登場人物の衣装や舞台に至るまで事細かに設計してあるんですよ。おかげでイメージがわきやすくて助かりますが、この劇を作る人々はさぞ大変だったことでしょう…。古い本なので、時代を感じさせる言葉遣いや時には不適切な表現も見られますが、それらを含めてももう一度読んでよかったと思いました。絵本の記憶はかなりおぼろげなので、チルチルとミチル、犬のチロ、砂糖の指をおやつにくれる砂糖の精くらいしか覚えていなかったのですが、実は仲間がたくさんいたんですね。しかも彼らにとっては青い鳥探しは戻れない旅という衝撃…。それでもチルチルとミチルと旅に出たいと乞うチロはいじらしくて胸を打たれました。いろいろな国をたどりながら一行は青い鳥を探しに行くのですが、わたしの待望の「未来の国」はやっぱりとてもよかったです。未来の国の彼らは自分の運命を知っています。生まれたら忘れてしまうんでしょうけれど、英雄的な役割をすることになる子といった良き?さだめを持つ子の一方で、病気を3つも持っていく子や、苦しいものを持っていく子がいます。彼らはけれど、忘れないように、それらを持って旅にでるんです。いいものも悪いものも持って未来の国を出て行く。そのくだりが一番好きです。ここを読んだだけで満たされるくらい好き。その後も彼らのたびは続き、結末は皆さんが知っているとおりなのですが、絵本よりも詳しい描写が魅力的で、大人が楽しめる童話だと思います。
 クリスマス・イヴの晩のこと、老婆に乞われたチルチルとミチルの兄妹がまばゆく輝く
青い鳥を求めて、ダイヤモンドを携えて、遍歴の旅へと向かう。

 恐ろしい本だ。
 この話の教訓、旅路の果てにたどり着いた我が家、飼っていた鳥かごの中のキジバトが
求めていた鳥だったとは、それが転じて幸せは近いところに転がっている、などというのは
典型的な解釈にして、典型的なミスリーディング。

 物語の結末、旅を終えて、目を覚ました兄妹は両親に向かって、ひたすらに旅の興奮を、
光の魅惑を語りかける。しかし、彼らには一切通じない。隣の老婆にベリリウンヌの影を
見る。しかし、それも通じない。一度喜悦の光を見出したものとって、両親たちの表現する
平凡な世界はもはや生きるに値せず、平凡な世界にとって兄妹の語る光はあまりに苦しい。
 そんな光なき日常の何が幸福だというのか？ 馬鹿の戯言。

 光を知る者、知らぬ者、通わぬこと、通い得ぬこと、それこそが『青い鳥』の魅力にして、
残酷な教え。
 こうしたモチーフを刻んだ記念碑的小説としては、セルバンテス『ドン・キホーテ』を
やはり一番に挙げぬわけにはいかない。 私は歓喜しました。
 
 幸せの定義の根底を覆させられました。

 金持ちで、容姿端麗、愛情豊かな両親の元で生まれるのが、必ずしも幸せではないということ。

 病気で生まれてくる赤ちゃんが、実はあえて生まれる前にそれを選んでいるということが、こちらの本に書かれています。

 病気＝不幸では無いという事。私には刺激的な話でした。

 命は命。上も下も無い。個人的解釈ですが、家庭とは何か、愛とは何か、そして本当の幸せとはどういうモノなのかを深く考えさせてくれる良書です。

 もしかしたら、当たり前の事を教えてくれているのかも知れません。私が、いえ、私たち現代人が忘れてしまった心を甦えさせてくれる作品かも。幸せの象徴として「青い鳥」という言葉が日本人ほど好きな国民はいないのではないでしょうか。「青い鳥」という名前のつく保育園や図書館、児童館があちこちにあるように思います。しかし、「青い鳥」＝幸せ という印象をもつみなさまが原作を読まれているのかどうかは怪しいところで、題名のイメージが一人歩きしてしまったのではないか、と考えます。つい最近、メーテルリンクの作品を読むまではわたくしも 「青い鳥」＝幸福 と漠然としたイメージをもっておりました。原作はそのような淡いパステルカラーの幸せを描いた作品ではなく、シビアな現実を目の前に突きつけられた感じがしました。ほんとうの幸せ、生きる意味を知るためにもメーテルリンクの原作をぜひとも多くの方に読んでいただきたいと思います。心霊的な観点で、この本を読ませて頂きましたが、死んだ人が出てきたり、生まれる前の子供達が出てきたり、霊的な世界をこの作者は見た時がある様な感じがしました。子供が読む本だと思っていましたが、大人が読んでも大変むずかしい本だと思います。心理学的・哲学的・心霊学的観点で、皆様も読まれたら、大変勉強になる本だと思います。
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<title>月と六ペンス (岩波文庫)</title>
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『月と六ペンス』の刊行に魁けること６年、モームは３８歳にして『人間の絆』の執筆に取り掛かっている。３年後の４１歳の時分、後者が前者に先立って世に出ている事実は、結果論からすると、人生の妙とはまさにこのことであろう。なぜならば“モームの最高傑作”とされる『人間の絆』の出版当時の評価は決して高くはなく、モーム４４歳、『月と六ペンス』の刊行後に、初めて彼は作家としての名声を不動にしたからである。モームは『人間の絆』出版の翌年（４２歳）、『月と六ペンス』の執筆の為に早速タヒチ島に赴いている。これは後世に永遠の名著となった『人間の絆』の延長線上に、本著『月と六ペンス』があった事実を如実に物語っている。“人生には意味はない。故に「人生」という名の異なる匠のペルシャ絨毯を、個々人が各々に作り上げていけばよいのだ”という『人間の絆』の強いメッセージが、『月と六ペンス』ではゴーギャンをモデルに、彼自身が独特に練り上げたストリックランドという人物の生き様を通して改めて主張されている。かつての私小説的な精神的吐露が、より親しみやすい“文学”としてここに結晶化したのである。普通のサラリーマンであった“はず”のストリックランド。しかし４０歳での“目覚め”を経たのち、彼は仕事を辞め、家族をすて、かつての志であった画家としてタヒチで魂の日々を過ごす。その地で“壮絶に”朽ち果てるものの、彼にとってみれば、自己に回帰し、自身に忠実に生きた、すこぶる有意義な生涯であったのだ。「月」は夢や理想、「六ペンス」とは現実のことを意味するという。本著者のモーム自身は「月」ではなく、９１年間の生涯を「六ペンス」として生きることを選択した。これもまた彼自身による“ペルシャ絨毯”なのだ。両書を合わせ読む。すると、自己にもっと忠実に生きて『サミングアップ』したかったのかもしれない彼との会話を、より一層楽しめることだろう。 私はこの小説を読み始めたとき、自分の欲望に忠実な主人公＝ストリックランドがどうしても好きになれませんでした。読み進むうち、タヒチに安住の地を求め、狂ったように描き続ける姿勢、後半になって、重病に罹り最後盲目になっても絵を描き続ける姿には、崇高さを感じずにはいられませんでした。いつしか、この好きになれない主人公に少し好感を持つようになっていました。

 ところで、最後の絵はいったいどんな絵を描いたのでしょうか、興味があります。
ゴーギャンの絵のなかにそれらしき大作（題名を忘れました）がありますが、私としては、それよりももっと激しく、なんといいますか、人間の欲望、夢、あらゆるものが渾然一体となった、魂をわしづかみにされるような強烈な絵を想像したいのですが。



 「月と六ペンス」、そのタイトルを人は面白いと言うかもしれないが、私は少し違和感を覚え、長いこと読まずにいた。しかし今回読んでみようという気になったのは、行方氏の訳のお陰と言えるかもしれない。何気なく開いた最初の１ページが実に読みやすかった。というよりは、自分が読んでいるのではなく、何か語られているような気にさせてくれるほど自然に作品の中に導かれた。
 人間が生きていくためには、夢や理想（月）を追うことも、現実の世界（六ペンス）を知ることも欠かすことはできないであろう。しかし、チャールズ・ストリックランドは現実の世界を切り捨て、絵を描くという夢を追い求める。自分自身には実現不可能な世界だけに、大変興味深かった。
 また、果物の絵の色づかいの表現で、「くすんだ青は、ラピス・ラズリーを精巧に刻んで作った盃のように不透明でありながら、同時に、神秘的な生命を暗示するような光沢があって・・・」という箇所は、原書ではどのような単語が用いられているのか知りたくなった。絵画にも造詣が深いといわれる行方氏だからこそ訳すことができた箇所なのであろうか。いずれにせよ、翻訳本を読んで原書を読みたくなるような気にさせてくれる本書は、英米文学を専門としない読者にとって、ある意味で実に教育的な本とも言えるかもしれない。この新訳をめぐって、賛否両論、気になって、私も買ってみました。中野訳は、明日図書館で借りようかな。（しまった、明日は町の図書館は休館日だった！）
いろいろな訳が出る、ってことは古典の証拠。古典は、ダイヤモンドみたいなところがあって、どのカット面から眺めるかで、千変万化。それが古典のいいところ。中野訳を借りて、比べてからもう一度書き込むかも…。
若い人たちが人生の答えを求めて読書をするということが最近減って来たように思われる。
この本のように、人間観察の妙を知り尽くした作家による、骨太な人生論、芸術論は時代遅れなのかもしれない。しかし、この本のように読みやすい訳があることで、もう一度若い読者を引きつけることができるのではないだろうか。表紙に「新訳」とあるので期待して手に取ったが、その期待を裏切らない、見事な訳であった。複雑な内容を平易な日本語で伝えていて、すっと入り込みやすい。この本を薦めて、今一度読書の妙を若者たちに伝えたい。
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<title>風と共に去りぬ (1)</title>
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<description>映画でも何度も見ました。原作も若い日に読破して以来何回か読み返しています。
原作を読んでから映画やドラマを見た場合、がっかりすることが多いのですが、「風と共に去りぬ」は本も映画も
どちらもすばらしか...</description>
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映画でも何度も見ました。原作も若い日に読破して以来何回か読み返しています。
原作を読んでから映画やドラマを見た場合、がっかりすることが多いのですが、「風と共に去りぬ」は本も映画も
どちらもすばらしかったと思います。
私の生き様を振り返ってみると、がむしゃらに生きてきているようで、スカーレットタイプなのかもしれません。
自分でも強い人間だと思います。
けれども、本当に芯の強い人というのは、しなやかさを持った人なのかもしれなくて、そういう意味ではメラニー
こそ強く、温かさも兼ね備えていたのでしょう。
その点、スカーレットは一途なあまり、ポキッポキッと折れやすい…でも、またそこが彼女の魅力で、折れやすい
スカーレットのためにレット・バトラーが見守っていてくれたのに、彼女は気づかないまま突っ走ったようです。

昔は、「メラニーってなよなよしてばかり」と思っていたのですが、自分が年を重ねて自分なりの女の一生を
歩んでくると、メラニーの強さが際立って感じられるようになりました。
メラニーは若く亡くなったけど、私はメラニーの心を持ったおばあちゃんになれるといいな。
スカーレット・オハラの、16歳から28歳までの12年間を、南北戦争という動乱の時代に描くという大河ドラマのような小説です。
とにかく出てくる描写がステキです。スカーレットのドレスの美しいこと、バーベキューパーティーの食事のおいしそうなこと、出てくる男子たちのステキだったり辛らつすぎて笑っちゃったりすること、息もつかせぬ怒涛のスピードで変わっていく展開など、面白すぎます。
4人の主要登場人物の造詣も素晴らしく、いかにスカーレットが恋焦がれてもアシュレの実像はこうだし、メラニーをいかに貶めようとも彼女の資質の素晴らしさは全編を通して輝き続ける。これを「神の視点」といわれる小説法で描き出したマーガレット・ミッチェルの驚異的な才能に驚かされます。
母のエレンのように素晴らしい貴婦人になりたい（というか自分ならなれる）と信じているスカーレットの姿はかなり面白い。メラニーの芯の強さや温かい包容力は、現実で言うなら秋篠宮紀子さまを髣髴とさせます。
 この作品は１０代の多感な時期から読み始め、今でも時々読みかえしています。映画も好きですが、私は小説の方が格段に好きです。人物描写、文章、表現力、ユーモアどれをとっても素晴らしく、単に恋愛小説の範疇におさまらない作品です。この作品から学んだ事はたくさんあります。また、女性作家らしく、当時の服飾に対する描写もすばらしいものです。読み手の想像力をかきたててくれます。また、当時の女性がいかに抑圧が多く、自に生きられなかったのかも。
 何より素晴らしいのは、スカーレットの成長とそれをとりまく人々を通して、人間がどのように生きていくのか、生きていく上で真に大切なものは何なのかを知ることができることです。この本に思想的な深さを感じないとすれば、それは活字ばっかり読んでいて、思想が生まれ出た現実の意味をまるで理解しない空っぽのアシュレ君かと思います。大学院生活が長く、その後社会に出た私にとって、この作品は打撃そのものでした。アシュレの駄目加減はまるでそのときの自分を見ているようでした。（私は女ですが）思想だの哲学は無意味とはいいません。けれどスカーレットの強靭さ、メラニーの懐の大きさ、現実に立ち向かう勇気こそが真に尊敬されるべき価値なのではないかと思います。伝統という言い訳に隠れて自己を省みるまえに他人を非難する（保守派）のなんと無能なこと。夢だの理想だの口走るアシュレの情けないこと。まるで大学院の口ばかり達者な面々のようです！（非難するのは簡単ですよね。）

しかし賞賛すべきスカーレットも自分が幻を追いかけていたにすぎないことを知り、愕然とします。失ってはじめて理解するものがある。これは我々にとって永遠のテーマなのではないでしょうか？魅力ある人物にこれだけのシンプルなテーマを託して、なおかつ読者を魅了するこの作品を作り上げた、ミッチェル女史に敬意を表して... 良くも悪くもアメリカ的な小説だった．哲学的考察は皆無に等しく，思想的に読むべき箇所は見当たらない．その反面，風景，人物描写には非常に長けており，魅力的な登場人物たちが織り成す物語は美しさ，面白さに溢れている．
 分量としては大体同じくらいのトルストイの「戦争と平和」との比較をすれば解りやすい．どちらの本が多くの人に読まれたか？と言われると回答に困るが，どちらのほうが文学作品として優れているか？となると・・・
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<title>赤毛のアンの世界へ 新版―素敵に暮らしたいあなたへの夢案内 (Gakken Interior Mook)</title>
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<title>アンの夢の家 (講談社文庫)</title>
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